社員旅行や冠婚葬祭、地域のイベントなどで利用されることが多い「マイクロバス」。乗り合いで移動できる便利な交通手段ですが、「乗り物酔いが心配…」という方も多いのではないでしょうか?
この記事では、マイクロバスで酔いにくい席の選び方や、予約時の注意点、そしてベストな予約タイミングまで詳しく解説します。快適でトラブルの少ないバス移動を実現するためのポイントを、事前にしっかり押さえておきましょう。
1. マイクロバスで酔いにくい席とは?
◉ 基本は「前方・中央・進行方向の向き」
乗り物酔いをしにくい席の原則は、どのバスでも共通しています。
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車両前方の席:揺れが少なく、視界も開けていて酔いにくい。
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タイヤより前の中央寄りの席:車体の揺れの影響を最小限に抑えられます。
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進行方向を向いている席:横向きや後ろ向きの席は酔いやすいため避けましょう。
◉ 避けたい席
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後方席(特に最後列):車体の揺れが一番大きく感じられる場所。
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タイヤの真上や後輪付近:振動や揺れが直接伝わりやすい。
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横向きの補助席:進行方向とズレがあるため、バランス感覚が狂いやすく酔いやすいです。
◉ 酔いやすい人向けの工夫
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窓から外を見るようにすると、視覚と体感のズレが減り酔いにくくなります。
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空腹や満腹は避け、軽めの食事をとっておくと安定します。
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酔い止め薬を事前に服用しておくのも有効です。
2. マイクロバスを予約する際の注意点
バス会社やサービス内容は多岐にわたるため、予約時には以下の点を必ずチェックしましょう。
◉ (1) 定員と座席構成を確認する
マイクロバスは一般的に21〜29人乗りの小型バスです。ただし、補助席を含む場合と含まない場合があります。実際に快適に座れる人数は20人前後が目安です。
また、横向き席や狭い補助席を使うかどうかも重要なポイント。座席レイアウトを事前に確認しましょう。
◉ (2) 荷物スペースの有無
マイクロバスはトランクがない車種も多く、大きな荷物を積みにくい場合があります。スーツケースや機材がある場合は、後方座席を荷物スペースにするか、中型バスを検討するのも手です。
◉ (3) 料金形態の確認
料金体系は、「距離制」「時間制」またはその組み合わせになっていることが一般的です。高速道路料金や駐車場代、運転手の宿泊費(長距離の場合)などが別途かかる場合もあるため、見積もり時にしっかり確認しましょう。
◉ (4) 運転手の有無・安全性
マイクロバスのレンタルには「運転手付き(貸切バス)」と「運転手なし(レンタカー扱い)」の2種類があります。中型二種免許が必要なため、安全性・責任の観点からは運転手付きがおすすめです。
3. 予約はいつ頃がベスト?おすすめのタイミング
マイクロバスは、繁忙期になるとすぐに予約が埋まってしまうため、できるだけ早めの手配が鉄則です。
◉ 繁忙期は3〜6ヶ月前が理想
以下の時期は特に混雑します。
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春(3月〜5月):卒業旅行、花見、歓送迎会など
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夏(7月〜8月):合宿、研修、夏祭りなど
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秋(9月〜11月):社員旅行、紅葉ツアー
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年末年始(12月〜1月):帰省や忘年会・新年会
この時期に利用を予定している場合は、遅くとも2〜3ヶ月前、できれば半年前の予約が安心です。
◉ 平日や閑散期は比較的予約しやすい
反対に、冬の平日(1月中旬〜2月)や梅雨時期は比較的空いており、直前予約でも取りやすい傾向があります。ただし、それでも1ヶ月前までには予約しておくのがベストです。
まとめ:酔いにくく、安心してマイクロバスを利用するために
マイクロバスで快適に移動するためには、「席選び」と「予約時のポイント」が非常に重要です。特に乗り物酔いしやすい方にとっては、車両前方かつ進行方向を向いた座席を選ぶことで、かなり症状を軽減できます。
また、マイクロバスの予約は、イベントシーズンに入ると争奪戦になるため、早めの行動がカギ。参加人数、荷物の量、行き先、利用時間などを事前に整理して、スムーズな予約と快適な移動を実現しましょう。