社員旅行、スポーツ遠征、合宿、冠婚葬祭など、大人数での移動に便利な「マイクロバス」。公共交通機関では移動が難しい場所へのアクセスや、荷物の多いイベントにも対応できるため、団体利用では重宝されます。しかし、いざレンタルしようと思っても「料金がいくらかかるのか」「サイズによって差はあるのか」など、疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、マイクロバスの1泊2日レンタルにかかる料金の相場を大きさ別に詳しく解説し、費用をできるだけ抑えるためのコツもご紹介します。
マイクロバスとは?大きさやタイプの違い
まずは「マイクロバス」とは何か、サイズの違いについて簡単に説明しておきましょう。
マイクロバスは、主に乗車定員11人以上〜29人以下のバスを指します。さらに大きく分けると以下の3タイプに分類されます。
タイプ | 定員数の目安 | 主な用途例 |
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小型タイプ | 11〜17人 | 小規模な移動、送迎、視察 |
標準タイプ | 18〜23人 | 合宿、観光、小団体旅行 |
大型マイクロ | 24〜29人 | スポーツ遠征、冠婚葬祭 |
1泊2日のマイクロバス料金相場(大きさ別)
続いて、大きさ別に「1泊2日」でマイクロバスをレンタルする際の相場を見ていきましょう。ここでは車両貸し切り(ドライバー付き)プランの目安料金をご紹介します(エリアやシーズン、走行距離などにより変動あり)。
◎ 小型タイプ(11〜17人乗り)
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相場:40,000円〜60,000円前後(1泊2日)
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【主な特徴】コンパクトで小回りが利くため、狭い道の多い地域でも安心。少人数の送迎や短距離移動に最適。
◎ 標準タイプ(18〜23人乗り)
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相場:60,000円〜80,000円前後(1泊2日)
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【主な特徴】中規模なグループにぴったり。観光や視察、地域イベントの移動に広く利用されています。
◎ 大型マイクロバス(24〜29人乗り)
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相場:80,000円〜120,000円前後(1泊2日)
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【主な特徴】定員数が多く、荷物スペースも比較的広め。スポーツ合宿や式典など、多人数+荷物ありのケースで活躍。
※上記は目安価格であり、距離制や時間制料金を採用している業者もあります。また、有料道路代、駐車料金、ドライバーの宿泊費・食費などが別途必要な場合もあるので、事前確認が重要です。
マイクロバスの料金を抑える5つのコツ
費用を抑えつつ快適にマイクロバスを利用するには、以下のポイントを押さえておきましょう。
① 利用日を「平日・閑散期」にする
マイクロバスの料金は「土日祝」や「繁忙期(GW・お盆・年末年始)」になると高くなります。予定を組める場合は、平日かオフシーズンを狙いましょう。
② 走行距離をできるだけ短くする
多くの業者は走行距離制料金を設定しています。移動距離が長くなると料金も増加するため、近場の目的地を選ぶ or ルートを最適化することでコストカットが可能です。
③ 車両サイズを適正に選ぶ
「念のため大きめを借りておこう」と思いがちですが、人数に対して車両が大きすぎると無駄な出費になります。人数+荷物の量に合わせた最適サイズのバスを選びましょう。
④ 地元業者に相談する
大手よりも地域密着型のバス会社やレンタカー業者の方が安い場合があります。たとえば、金沢市なら「日本レンタリース金沢」のような地元業者が柔軟な対応をしてくれることも。直接見積もり相談するのが得策です。
⑤ 相見積もりをとる
複数の業者に同じ条件で見積もりを依頼し、料金・サービス内容・補償の有無などを比較しましょう。早期予約で割引になることもあるので、検討は早めが◎。
注意点:ドライバー付き or 自走式の違い
マイクロバスは「自分たちで運転するタイプ(自走式)」と「プロドライバー付き」の2種類があります。ただし、マイクロバスを運転するには中型免許(8t限定解除)または大型免許が必要な場合が多く、運転に慣れていない場合は安全性を考えてドライバー付きプランが安心です。
また、ドライバー付きの場合、ドライバーの**宿泊代や食費(実費負担)**が別途かかる点も忘れずに見積もっておきましょう。
まとめ:目的と人数に合わせて、無駄のないマイクロバス選びを!
マイクロバスは、使い方次第で非常に便利かつコスパの高い移動手段です。サイズや利用目的に応じて最適なバスを選び、上手に費用を抑えることで、満足度の高い移動を実現できます。
とくに1泊2日の旅行や合宿では、人数分の交通費を個別に払うよりもマイクロバス1台をチャーターした方が安くなるケースも珍しくありません。費用感を把握しつつ、できるだけ早めに見積もりを取り、計画的に手配するのがポイントです。