マイクロバスは本人以外でも返却OK?マイクロバスを返却する際に注意すべきポイント

団体旅行や学校行事、地域のイベントなどで活躍するマイクロバス。レンタカーとして利用することも多く、特に運転に慣れた方にとっては便利な移動手段のひとつです。

しかし、レンタル後に「返却は代理でも大丈夫?」「どんな点に気を付ければいい?」といった疑問を持つ方も少なくありません。今回は、マイクロバスを返却する際のルールや注意点について詳しく解説します。

マイクロバスの返却、本人以外でも可能?

結論から言えば、多くのレンタカー会社では「契約者本人以外でも返却は可能」です。ただし、いくつかの条件や注意点があります。

■ 返却に関して契約書を確認することが第一

レンタカー契約時には、通常「運転者」と「契約者」が記載されます。運転者は複数登録可能な場合があり、その中の誰かが返却する分には問題ないケースが多いです。しかし、「返却する人が契約者でも登録運転者でもない第三者」である場合は、事前にレンタカー会社に確認が必要です。無断で他人に返却を任せた場合、契約違反と見なされる可能性もあります。

■ 身分証の提示や鍵の返却方法にも注意

返却時には「車の鍵」「貸渡証」「車内の備品」などを揃えて返す必要があります。代理人が返却する場合でも、必要に応じて身分証の提示や、契約者との関係性の確認が求められることがあります。

返却時に注意すべきポイント

1. 燃料は満タン返しが基本

レンタル時の多くは「満タン貸し・満タン返し」がルールになっています。返却前にはガソリンスタンドで給油を忘れずに。レシートの提示を求められることもあるため、念のため保管しておきましょう。万一満タン返却ができなかった場合、レンタカー会社が独自の燃料単価で請求することがあり、割高になるケースも。

2. 返却時間の厳守

返却予定時間を過ぎると、延長料金が発生します。特にマイクロバスのような車両は次の利用者がいることも多く、時間厳守が求められます。渋滞などで間に合わないと分かった時点で、速やかにレンタカー会社へ連絡しましょう。

3. 車内の忘れ物と清掃

車内にゴミや私物が残っていないか確認しましょう。長距離移動や大人数での利用だと、飲食物の包装や座席下の落とし物が見落とされがちです。車内の清掃が必要なほど汚れている場合、別途清掃料金を請求されることもあります。

4. 損傷・傷の確認

返却前に車体の傷やへこみなどがないか確認するのも大切です。返却時にはレンタカー会社のスタッフが車両チェックを行いますが、利用中に事故や擦り傷があった場合は、必ず事前に報告しましょう。無申告で返却すると、後からトラブルになる可能性も。

5. ナビ・ETCカード・ドライブレコーダーの取り扱い

ナビに登録された目的地情報やBluetooth接続の履歴など、個人情報にかかわるデータは削除するようにしましょう。また、ETCカードを挿しっぱなしにして忘れるケースも多いため、返却前には必ず確認を。レンタカーによってはドライブレコーダーが搭載されていることもありますが、記録されたデータが必要になる場合もあるため、勝手に削除しないよう注意が必要です。

返却場所の確認も忘れずに

マイクロバスのレンタルは、一般的な乗用車よりも限られた営業所での取り扱いになることがあります。出発した店舗とは異なる店舗で返却する「乗り捨てサービス(ワンウェイ返却)」が可能かどうか、契約時に必ず確認を。対応していない場合、元の営業所まで戻さなければならないため、スケジュールに余裕を持ちましょう。

まとめ

マイクロバスの返却は、基本的には本人以外でも可能ですが、契約内容や会社の規定によって対応が異なります。代理人が返却する場合は、事前連絡を入れるとスムーズです。また、燃料・返却時間・清掃・車両の確認といった基本的なマナーを守ることで、トラブルを防ぎ、気持ちよくレンタルを終えることができます。

大型車両であるマイクロバスの返却は、一般車両よりも少し気を使う部分がありますが、丁寧に対応すれば難しいことではありません。次回も安心して利用するために、返却の際のマナーと注意点をしっかりと押さえておきましょう。

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