レンタルした車で犬の乗車は問題ない？違約金が発生する事例やペナルティ費用を解説

ペットとのお出かけや旅行を計画する際、「レンタカーに愛犬を乗せても大丈夫かな？」と気になる方も多いのではないでしょうか。自家用車がない方にとって、レンタカーは大切な移動手段です。しかし、ペットを車に乗せる行為は、レンタカー会社によって対応が異なり、場合によっては違約金や清掃費などのペナルティが発生することもあります。

この記事では、犬をレンタカーに乗せる際のルール、NG行為、実際に発生する違約金の事例や費用、そしてトラブルを避けるためのポイントを分かりやすく解説します。

◆ 犬をレンタカーに乗せることは可能？

基本的には「OK」だが、条件付き

多くのレンタカー会社では、事前申告をすれば犬の同乗が可能とされています。ただし、必ずしもすべての車両・プランで許可されているわけではありません。

主な条件の例：

• ペットの乗車を事前に申告すること

• ケージやキャリーケースに入れて乗せること（車内フリー乗車は禁止が多い）

• 専用のペット同乗可能車両を選ぶこと（通常車両では不可の場合あり）

• 同乗できるのは基本的に小型～中型犬のみ（大型犬不可のケースあり）

• 車内での排泄・飲食は禁止

このように、犬を同乗させるには厳密なルールが設けられており、無断での乗車やルール違反はペナルティの対象になります。

◆ 違約金・ペナルティ費用が発生する事例

レンタカーをペットと利用する際、以下のようなケースでは違約金や追加清掃費用が発生する可能性があります。

▽ 1. 無断で犬を乗せた

事前にペット乗車の申告をしていなかった場合、契約違反と見なされ、違約金が発生することがあります。
費用の目安：5,000円～50,000円
※車両の状態によって変動

▽ 2. 車内が汚れた（毛、臭い、排泄など）

犬の毛がシートやカーペットに残っていたり、強い臭いが付着したりした場合、清掃費用や脱臭費用が別途請求されます。

清掃専門業者の対応が必要になると、費用はさらに高額になります。

▽ 3. 犬が車内を損傷させた（シート噛み・引っかき傷など）

ペットが車内を傷つけた場合は、**修理費用＋営業損失（NOC）**が発生します。

• シートの破損修理：30,000～100,000円

• 内装パネルの引っかき傷：20,000～50,000円

• ノン・オペレーション・チャージ（NOC）：20,000～50,000円

特に内装の損傷は目立ちやすく、原状回復が難しいため高額になる傾向があります。

◆ ペット可レンタカーを選ぶのが安心

愛犬と安心してドライブを楽しむためには、ペット可車両を備えたレンタカー会社を選ぶのがベストです。こうした車両は、防水シートや脱臭処理などペット仕様の内装がされており、ペットとの快適な移動が可能です。

主なペット可レンタカー会社（一例）：

• トヨタレンタカー（※一部店舗のみ対応）

• ニッポンレンタカー（ペット同乗可能プランあり）

• Timesカー（ペット乗車申請が必要）

• オリックスレンタカー（一部車両のみ）

※事前予約と申請が必須。貸出し条件は店舗によって異なります。

◆ ペット同乗時のトラブルを防ぐポイント

▽ 1. 必ずケージ・キャリーを使用する

ほとんどのレンタカー会社が「ケージに入れての乗車」をルールにしています。フリーで乗せると、運転中の危険も高まるため絶対に避けましょう。

▽ 2. 事前にトイレを済ませておく

出発前に排泄を済ませ、乗車中はトイレの必要がないようにしましょう。ペットシートなども万一に備えて持参すると安心です。

▽ 3. ペット用シートカバーやマットを敷く

毛の飛散や汚れを防ぐために、ペット専用のシートカバーを使用しましょう。自分で用意するか、レンタカー会社が貸し出している場合もあります。

▽ 4. 長距離移動はこまめな休憩を

犬はストレスに弱く、車酔いすることもあります。1～2時間ごとに休憩を取り、水分補給や散歩の時間を作ってあげましょう。

◆ ペット乗車を黙っていたらバレるのか？

一部の方は「バレなければ大丈夫」と思って無断で犬を乗せてしまうかもしれませんが、高確率でバレます。

以下のような理由で発覚するケースが多いです：

• シートや床に毛が残っている

• 犬特有の臭いが残っている

• カメラ映像・GPSデータで確認される（法人車両など）

• 清掃スタッフのチェック時に発見される

無断乗車が判明した場合、違約金＋清掃費用＋次回以降の利用制限といった重いペナルティが課される可能性があります。

◆ まとめ：犬をレンタカーに乗せるなら、ルールを守ってトラブル回避！

レンタカーで愛犬とのお出かけを楽しむことは可能ですが、無断での乗車やルール違反は違約金や清掃費用などのリスクが非常に高いということを理解しておく必要があります。

安全かつ快適にペットとドライブを楽しむために、以下のポイントを守りましょう：

• 必ずペット同乗可の車両を予約

• 事前申告を忘れずに

• ケージ・シートカバーを活用

• 車内を清潔に保つ

• 規約をしっかり読んでおく

ルールを守って利用すれば、レンタカーでも愛犬との移動は快適で楽しいものになります。事前準備をしっかり行い、トラブルのないドライブを楽しみましょう！