マイクロバスのガソリン代はいくら?ガソリン代を抑えるコツも解説

マイクロバスは、社員旅行や送迎、団体旅行、スクールバスなどさまざまな場面で活用される便利な乗り物です。しかし、運行コストの中でも「ガソリン代」は大きなウェイトを占めるため、気になる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、マイクロバスのガソリン代の目安や燃費、さらにガソリン代を少しでも抑えるためのコツについて詳しく解説します。

マイクロバスの基本情報と燃費

マイクロバスとは、一般的に「11人以上29人以下」の乗車定員を持つバスのことを指します。日産シビリアン、トヨタコースター、いすゞジャーニーなどが代表的な車種です。

マイクロバスの燃費の目安

マイクロバスの燃費は、車種やエンジンの種類(ガソリン車かディーゼル車か)によって異なりますが、以下が一般的な目安です。

車種 燃費(km/L)
トヨタ コースター(ガソリン) 約5〜7 km/L
トヨタ コースター(ディーゼル) 約7〜9 km/L
日産 シビリアン 約5〜8 km/L

※ 上記はカタログ値ではなく、実際の走行状況に近い実燃費です。

マイクロバスのガソリン代はいくらかかる?

ガソリン代は、以下のような計算式で求めることができます。

ガソリン代 = 走行距離 ÷ 燃費 × ガソリン単価

例1:100km走行した場合のガソリン代(ガソリン車)

  • 走行距離:100km

  • 燃費:6 km/L(実燃費)

  • ガソリン単価:180円/L(2025年7月時点の全国平均を想定)

100 ÷ 6 × 180 = 約3,000円

例2:300kmの長距離運行(ディーゼル車)

  • 走行距離:300km

  • 燃費:8 km/L

  • 軽油単価:160円/L(軽油の平均価格)

300 ÷ 8 × 160 = 約6,000円

このように、距離や車種によってガソリン代(あるいは軽油代)は大きく変わります。長距離を走るほど燃料代はかさむため、事前にしっかりとシミュレーションしておくことが大切です。

ガソリン代を抑える5つのコツ

マイクロバスは燃費があまり良いとは言えないため、運行コストを抑えるには工夫が必要です。以下の5つのポイントを意識することで、燃料代の節約につながります。

1. アイドリングを減らす

長時間のアイドリングは燃料を無駄に消費します。出発前の暖機運転や待機中のエンジン稼働は極力控え、停車中はエンジンを切る習慣をつけましょう。

2. 積載量と空調の使い方に注意

荷物や乗車人数が多くなると、それだけ燃費も悪くなります。また、夏場のエアコン使用も燃料消費の原因に。必要最低限の空調と荷物で運行することが燃費改善につながります。

3. タイヤの空気圧を適正に保つ

空気圧が低いとタイヤの転がり抵抗が増え、燃費が悪化します。最低でも月に1回はタイヤの空気圧をチェックし、適正な状態を保ちましょう。

4. 急発進・急加速を控える

マイクロバスは車体が大きいため、急なアクセル操作は燃料消費が激しくなります。スムーズな加速・減速を心がけることで、燃費の改善が期待できます。

5. 高速道路の利用を検討する

意外かもしれませんが、一般道よりも高速道路の方が一定速度での走行が可能なため、燃費が良くなるケースもあります。特に長距離移動では、高速道路の使用も燃費対策の一つです。

まとめ:事前の計画と意識でガソリン代は抑えられる

マイクロバスのガソリン代は、使用状況や車種によって大きく変動しますが、1回の運行で数千円〜1万円以上かかるケースもあります。ただし、運転の仕方や車両管理、ルート選びなどの工夫次第で、燃料コストを大幅に削減することも可能です。

レンタルや自家用でマイクロバスを運用する際には、燃費の良いモデルを選ぶ、こまめな点検を行う、無駄な走行を避けるといった対策を取り入れて、効率的な運行を目指しましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です