【プロが徹底解説】マイクロバスの高速料金の目安とは？計算方法も紹介

団体旅行や社員研修、学校行事などで利用されることの多いマイクロバス。

中型バスと比較して取り回しがしやすく、10人〜20人程度の中規模な移動に便利な乗り物です。しかし、移動距離が長くなると高速道路を利用するケースも多く、「マイクロバスの高速料金って普通車と同じ？高いの？」と疑問に思う方も少なくありません。

この記事では、マイクロバスの高速料金の目安とその計算方法について詳しく解説します。旅行や送迎の予算を立てる際に、ぜひ参考にしてください。

マイクロバスの高速料金は「中型車」か「大型車」

まず重要なのが、マイクロバスは普通車ではなく「中型車」または「大型車」として高速料金が計算されるという点です。これは車両の構造や用途によって分類が異なるため、料金も一般の乗用車とは異なります。

マイクロバスの多くは、中型車扱いとなります。ただし、車両の長さ・高さ・車両総重量・乗車定員により、大型車として分類される場合もあります。一般的な29人乗りのマイクロバス（例：日野リエッセ、トヨタコースターなど）は、大型車扱いになるケースが多いです。

マイクロバスの高速料金は、走行距離やICの位置、利用時間帯（ETC割引の有無）によって異なりますが、ここでは目安となる金額を紹介します。

区間	距離（約）	普通車料金	マイクロバス（大型）料金
東京IC → 名古屋IC	約340km	約7,000円	約11,000〜12,000円
新大阪IC → 広島IC	約300km	約6,500円	約10,000円
新宿 → 成田空港	約70km	約2,000円	約3,200円
名古屋 → 岐阜	約50km	約1,300円	約2,100円

※上記は目安です。ETC割引・深夜割引などで実際の金額は異なる場合があります。

マイクロバスの高速料金を正確に把握するには、NEXCO東日本や中日本などの高速料金シミュレーターを使うのが便利です。ただし、基本的な計算ロジックを知っておくと、ある程度の予算感がつかめます。

マイクロバスでもETCを利用していれば割引対象になります。とくに長距離移動や深夜帯の利用では、かなりの割引が適用されることもあります。